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みかん狩り風景

収穫は“みかん”と・・・

11月に施設外就労として『みかん収穫作業』を行いました。
筆者は小学生のころの子ども会以来のみかん畑です。
今回は仕事としての『みかん収穫作業』なわけですが、子供のころのそれ、いわゆる『みかん狩り』が頭にあるため、しっかりイメージができずに現場へ行きました。
まず作業本番前に試練がありました。
道を覚えられない (;´д`)
行きは農家さんが先導してくれたのですが、帰りは自力。道が複雑でして、利用者さんと一緒に覚えながら現場に向かいました。
ちなみに帰りは

「えっ今のところ右?」
「真っ直ぐで合っています」
「次はカーブミラーを右です」
「あ、わかった見覚えある」

などと協力プレイで無事に帰ることができました。
現場で基本的な作業方法を指導して頂き、作業スタート。
始めは低い木から。腕試しといった感じです。
それでも日頃、身体を動かす機会が少ない利用者さんにとっては、少しハードな作業だったかもしれません。
途中から座りながら作業をする方もいました。
しかし座りながらも休まずに作業を続けておられ、ハイペースで作業が進みました。
そのような姿と収穫ペースの速さを評価されてか、徐々に収穫難易度が上がっていくことに。
難易度が上昇することは大変な反面、利用者さんが評価されたのは嬉しかったです。
体力的に大変でしたが、精神的にも大変なことがありました。

それは
『虫』さんたち。
山の中で伸びのび育った虫さんたちがいらっしゃるわけです。
子供のころは何ともなかったんですけどね・・・
そんな虫さんに物ともせず立ち向かう利用者さんがいて、職員として平静を装いながら心の中では「きゃー素敵ー」っと叫んでいたことは秘密です。意外な一面でとても頼もしく思いました。

利用者さんは途中で弱音を吐くこともありましたが、その分、やり遂げた後の皆さんの表情はとても晴れやかで充実されていました。
今回の施設外就労では、このようなやり遂げる経験が利用者さんにとって実りのある収穫になりました。
12月18日は山間部では雪が積もるほどの寒さとなりました。寒い日が続きますが、温かくして新年をお迎え下さい。
来年もNEUTRALを宜しくお願い致します。