NEUTALでは体力づくりと気分転換のため、毎日10分くらいの散歩をしています。
今年は佐世保くんちの通常開催が4年ぶり、しかも蛇踊りが見納めということで、散歩がてら観に行ってみようということになりました。
御旅所は事業所から10分弱のところにある松浦公園で、蛇踊りの他にも奉納踊りが披露されます。
初日は海上自衛隊による音楽演奏、中日は湯立神事、最終日は蛇踊りを観てきました。
日中は日差しが強く、11月とは思えないくらい暑かったです。東京では14年ぶりに夏日になったそう。半袖でしたが、立っているだけでも汗が流れました。最終日も日陰から出たく無くなるくらい暑かったです。
そんな中、蛇踊りの担ぎ手たちは大粒の汗を流し、息を切らせながら最後の踊りを披露していました。担ぎ手たちの眉間にシワを寄せ真っ赤になった表情からは疲労が伺えましたが、観客の「もってこーい!」の声に四度も舞台に舞い戻り、その度に気迫が増しているようでした。そこから担ぎ手たちの、練習の積み重ねによる自信と、最後の踊りへの強い思いを感じることができました。
蛇踊りを披露したのは、三ヶ町商店街振興組合の皆様です。この伝統的な踊りは、中断期間を経て、20年ほど前に復活し再び伝統の踊りとして定着しました。
今回で一旦は終止符を打つということですが、また復活して地元に活気を与えてほしいと思います。
利用者さんたちも暑い中、真剣な眼差しで踊りを観ておられました。非日常の体験が良い刺激になったかと思います。
人から聞くよりも、映像で観るよりも、実際にその場の人たちの声や息遣い、龍の口からでる煙や屋台の食欲をそそる匂い、その場でしか感じることができない空気を体感することで、多くのことを得ることができると思います。
私は、何事にも真剣に向き合うと、認められ、求められるものとなる。そんなことを改めて学ばせていただきました。
担ぎ手や関係者の皆様、ありがとうございました。